【本】ファンドマネージャー

最近、あえてファンドマネージャーと書かれる本を読みまくっています。

読む場所は運用成績ではなく、
「どこにこだわって投資を行っているか」です。

今回読んだ本は、9人のファンドマネージャーが語る投資の極意の本です。
タイトル検索で本を購入したため気付きませんでしたが、
ここにもバフェットが書いています。

途中で気付いたんですが、
マネー・マスターズ列伝の前バージョンなのかもしれません。
作家が一緒なことと構成がよく似ています。

この本が日本で出たのが昭和61年。
バブル景気前なので、日本が狂ったような景気の話も出ていません。

30年前のバフェットなので、
1番目のインタビューなのですが、作家もそこまで褒め称えているわけではありません。
(当然、本に載せるだけあったリスペクトはしているのだと思いますが)

重要なポイントは、第10章にまとめてあるのでそこを読むのがいいと思います。
そして、各個の投資法に興味を持ったらそこの章を読む。
それがこの本を最短で役立てる方法かと思います。

この本に出てくる投資家は、

・成長株

・バリュー株

・投機

それぞれを組み合わせたり、
特化したりして並外れたスコアをあげています。

また、企業(商品)の規模の大きさは問いませんが、
それぞれの投資家でこだわりがあります。

この本全体で得た一番の知識は、

「株式投資にあっては一種類のゲームに精通すれば十分である。

 二つも三つも極めようと頑張る必要はない。(P314)」

ということです。

良いところは合わせていけばいい柔軟さは求められますが、
この本に出てきた9人の投資家(マネーマスターズ列伝の10数名の投資家)を、
全ての手法でまねをしたら買う銘柄がなくなるか、並外れたスコアを残せないことでしょう。

バフェットの投資法が自分に合うのなら、
他の投資法は、「これだ!」と思うまでは雑学として入れていくのが望ましいと思われます。

たくさんの投資家の手法を本で読むことで学び、
並外れた投資成績を上げられるのならば、
司書の先生が投資家として大成できているはずだからです。

とはいえ、やはりハイスコアをあげる投資家には共通点があります。
大きく5点です。

1 現実的である

2 天才的ともいえる知性を持っている

3 仕事に全生活を捧げている

4 規律を守り辛抱強い

5 独立独歩の一匹狼である



1について

柔軟性という言葉も含まれるようで、
かつて、バフェットはグレアムの手法のみではなくフィッシャーの手法を取り入れた。

時代が変わると今までの投資法が通用しなくなることは間々あるため、
その時代時代における現実を知ることである。

2について

これは私の思い込みかもしれませんが、
多くの投資の達人はよく「読む」イメージがあります。

自分の投資分野では知らないことがないといえるくらい、
投資先の企業(商品)に精通しています。

本文ではこれを「天才的といえる知性」としていますが、
天才でなくても、1つの分野に特化していればできることでしょう。

3について

仕事中は仕事に特化することのようです。
これは、投資家だけではないのですが、重要なポイントです。

4について

規律を守り辛抱強いこと。
これもよく言われていることです。

長期投資家だからなおのことかもしれませんが、
1ヶ月先のことを追っても仕方ないのです。

一番短いグレアムでも、成果が出ないと決めるのに2年待ちます。
(当然、条件を満たさなくなったら2年以内に売りますが・・・)

ファンドマネージャーは決定までに深く考えますが、
決定後はじっくりと腰をすえて待ちます。

ただ、この前の「タイガーファンドの興亡」ではありませんが、
お金を預けてる側が逃げ出す場合があるので、
時にファンドマネージャー泣かせのこともあると思います。

5について

一匹狼。確かにイメージに合います。

サブキーワードとしては「みんなと同じ行動をしてはいけない。」だと思います。
みんなが買ってるときに買い、みんなが売ってる時に売る。

みんなのまねをして、さらに早く行動できないので、
高値でつかみ、安値で売る。

そのため、投資で損をして、
「株式投資は危険だ」と判子を押したかのように言う方がいます。

そうではないのです。

みんなが見つけていないよい企業に対し、
あらかじめ資産を突っ込んでおき、
正しく(もしくは過大に)評価されたら売る。

これだけで豊かになることができます。

9人の投資家は色々と教えてくれましたが、
第10章のまとめが、知識がない私たちにとって、
ファンドマネージャーの第一歩として参考になると思います。

良書です。

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