おはようございます。
リュウです。
日曜日の朝のテレビなどで報道している経済学者の話は、
信頼に足る情報なのか。
それとも、その情報に踊らされてわたしたちはお金を搾取されているのか。
それらについて、一つの視点を与えてくれる本を紹介します。
この本は、経済界に関わっている人が、
一般国民に対して、様々な手を使ってお金を搾取する手法について考察した本です。
あくまで氏がインサイダーというわけではないので、
一説をこの本に提示したようなものです。
著者の思い込みである部分は確かにあると思います。
しかし、当らずとも遠からず。
財政支出や、店舗をいくら増やしても、
消費者が買おうとしないモノあまり状態、
証券会社が手数料集めのために、様々な儲かります情報を流す、
テレビなどで影響力を持った経済学者たちが、自分たちの思い込みで情報を流す、
急に貸し出している相手への金利を上げ、
足並みをそろえて融資してくれている消費者の利息を下げる銀行、
そして、その銀行に対して失敗を補填する日本銀行。
低い利益率なのに保護し続けてさらに活力を弱めた政府。
などなど、見るべき問題点が山のようにあります。
日本という大樹は根元が大変なことになっているかもしれません。
今回の気づきは、
この本全体に及んでいます。
自分も大きく騙されていたように感じた部分がありました。
ただ、この本において気になる部分は、
「裏づけ」が足りないこと。
そして、具体的にこれから何を信頼したらいいのか、
もしくは「自分で正しい情報を得る方法。」
そこが詳しく書いてあって欲しかった。
あと、経済界の「名を利用して大儲けしたこと」に対して、
一石を投じている著者なのに、
表紙に「半蔵門出版代表」、
「経済情報研究所 理事長」という肩書きを書いているのに疑問を感じました。
とはいえ、ここ数十年続いている、
自称「経済学のプロ」が牛耳る、日本経済の裏側が見えてくる一冊でした。
恐らく、これらの内容は、当らずとも遠からず、
100%真実かというと疑わしいですが、
経済学者、証券会社、(日本)銀行、そして政府。
実際にこの談合体質があるのだと思います。
良くここまで書いたと思います。
ここまで書くと経済界のプロたちが、
全力で批判にまわりそうなものです。
実際それが原因か、
この半蔵門出版は現在存在しないようで、
この本自体も実質絶版状態です。
少し高めですが、
ぜひ読んでみてもらえればと思います。
あとは具体的に、
ただの国民が賢明に生きるための手段について、
書かれた本を読みたいものです。
【投資家や、日本経済をある程度して散る人】こそ、
この本をもって新しい発想を得てみることを勧めます。
かなりオススメです。
リュウ
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(平成22年6月21日現在 304冊)
あなたの読書の役に立てるとうれしいです。
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