リーダーを経験してわかったこと

先週、研修中と書いたのですが、木曜日に研修が終わりました。

11日間(土日除けば9日)、施設から出られないので結構不便でしたが、環境は良かったようです。

研修開始日の7月22日は25度だった最高気温が、神奈川(横浜)で36度。
研修施設も暑いと思ってましたが、せいぜい27~28度くらいの設定と思われるので、施設を出たときの暑苦しさでかなりしんどい状態でした。

さて、そんな長期研修でしたが、今回の研修では珍しい体験ができました。

今回の研修、全国の同業種の担当120人くらいが千葉の幕張に集められて、研修を受ける形式なのですが、
ある程度ランダムで、リーダー(チームリーダーなども12人ほど)が選ばれます。

そこで自分が、幸か不幸か「リーダー」に選ばれました。
最後に、卒業証書みたいなものが出るのですが、それも受け取りました(笑)

リーダーはとてもハードな業務でしたが、良い経験になりました。
かつてのコミケのある150名部隊の副リーダーをやった頃を思い出しながら、問題解決をしていきました。

と、いうわけで、今日は投資でも、税理士試験でも、独立でもなく、
そんな貴重な「リーダーを体験したことから」書いてみましょう。

どうせ、今の時期に税理士試験の話をしても邪魔になりますので、合格することをを祈るのみにしましょう。

●目次
1 研修で100人強のリーダーをさせられました
2 楽しさと大変さ
3 多人数のリーダーをする上で把握しておくといいこと

1 研修で100人強のリーダーをさせられました

というわけで、120人近いメンバーのまとめ役(リーダー)をさせられました。

副リーダーは2名。別途チームごとの班長が12名(つまり9~10人をまとめる形式)です。

役割の選定は行く前にされず、当日会場についたときに案内されました(そこがえげつない)。

研修以外の部分のまとめ役ということで、
全体の打ち上げ、司会、連絡先の交換(名刺等)、研修開催者側とのパイプ役辺りがメイン業務になります。

書いてある業務だけだと少ないですが、割とLINEで参加者から最後の業務、研修開催側にやりたいことで質問を受けます。
基本的には、開催者側に直接聞いてしまえばいい案件なので案内して終わりですが、研修の合間にそれらをするので中々考えながらやることになります。

上述の通り、120人という規模からコミックマーケットのスタッフ時代を思い出しますね。

2 楽しさと大変さ
研修が集中できないほど忙しいと言うことはありませんでしたが、休み時間は割と情報交換と調整に使った気がします。

あと、飲みのときは、自分が所属する班以外の班長とやり取りをして情報を集めたりしていました。

楽しいところは、最後にわがままを言って「みんなで記念写真」を撮らせてもらったこと。

こういうのっていい思い出になるものです。

3 多人数のリーダーをする上で把握しておくといいこと

多人数のリーダーをやるのは意外と難しくありません。重要なことは3つで、これを抑えておけばそこまで大変にはならないと思います。

①せいぜい管理できるのは10人程度であること

最初に書きます、「100人全員を管理するのは不可能」です。
また、恒常的なチームではないので、人事で解決できません。

リーダーシップの本(だったと思います)では、ひとりのリーダーが管理できるのはせいぜい10名としていました。

そこで、今回のようなケースでは、頼るべきは副リーダー2名と、12名の班長さんになります。

副リーダー2名にはリーダー業務を極力任せます。
そして、班長12名に班の管理を全部任せます。

14名と若干多いですが、この辺りが管理できるギリギリの誤差と言えるでしょう。

これら14人に指示を出して、仕事をお願いすると共に、彼らを管理すればよいのです。もう一度言います。100人管理すると心が折れます。

②リーダーほどリーダー業務以外やらず、余裕であること

どこでもアクシデントはほぼ間違いなく発生します。
リーダーがその際に動かなければならないことは必ず留意しておきましょう。

そこで、リーダーが日常業務を持つことを極力避けましょう。
もちろんできるに越したことはないですが、リーダーは誰に何を聞けば分かる状態にして置けばいいのです。

打ち上げ関連は副リーダーに任せて、連絡先交換は班長に各班単位でまとめてもらいました。
聞かれたらそれぞれ (班員なら班長、リーダー業務は副リーダー) に連絡を取ってもらうよう依頼しました。

偉そうに書いているように見えますが、それ以上は自分もできません(笑)

これを、全部自分で回答しようと思うと、途中で倒れますので。

③リーダーを把握してもらうこと
そして、リーダーがアクシデント対策以外にやることは「広報」です。
班長に、「自分に聞いてもらえれば、誰が知っているかを伝えられる」状態を作ります。

これで、リーダーに聞く→誰に回答してもらうという流れを構築し、意外と簡単に管理できるものです。

おまけ:可能ならLINEチャットを作っておくこと
メンバーによりますが、LINEチャットで連絡を取れる体制にしておくと良いです。

(私達は初日に無理やり班長に登録してもらって、班長から全員チャットを作りました。もっと長期なら班長のみチャットが会ってもいいかもしれません。)
書置き(既読情報含め)できるので非常に安定します。

●まとめ
まとめてみると、それほど難しいことをしてませんでしたね。日常業務と違って、先の業務が読めない点で結構疲れたのは間違いないですが。

恒常的な組織でトップリーダー(恐らく上場企業なら部長級)をするのは、見合った報酬が無いと対価が合わないと思う一方で、こういう臨時的な組織で、リーダーになると、トップリーダーがどうやって全員を動かしていくのかを学ぶいい機会になると思います。

上述の通り、抑えるべき点を抑えれば実はそこまできつくなかったりします。
そこで、自信がある方は、個人的には無理して1回体験するのもありだと思います。楽しいですよ。

さっきも書いたとおり、最後にみんなに無理を言って記念写真を撮りましたが、これもいい思い出です。

恐らく、リーダーシップ研修なんかよりよっぽど、リーダーとして必要なことを学べた気がします。もちろん研修自体も有意義でしたが。

そして、上述のコミケスタッフ時代が懐かしくなりました。守秘義務で、あんまりスポットな案件の話はできないのが残念ですが、当時の信頼できる友達とは時々ラーメンを食べに行き近況を語り合ったりしています。

代替わりしたので今からリーダーになることは、ほぼ間違い無くありませんが、当時の面々とまた一緒に色々できたら楽しいでしょうね。

みなさんもリーダーにチャレンジしてみるのもひとつだと思います。

もちろん当方、目指すは投資家、ひとり税理士ではあるのですが、どういうときに人をまとめる必要が出るか分かりませんので、怪我しても痛くない研修などでチャレンジしてしまうのもいいと思います。

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