クリスマスも休日?米国の祝祭日と米国証券市場の休日は

外国株(ベトナム株・米国株)

今年も年末。
運用成績はいかがでしたでしょうか。

株価上昇に引っ張られて、3~7月の上昇に乗れない自分でもよい運用成績を上げることができました。今年は、今まで日本株をやっていた方も米国株に本腰を入れた方が多いと思います。

自分も昨年まではバリュー株を買って放置だったので、毎日株価を見ていたわけではなかったため、米国市場の休場を把握していませんでした。

クリスマスイブは半日、クリスマスが1日証券市場が休暇です。当然ながら米国証券市場は日本とは異なる日に休日になります。
今日は、米国株市場の祝祭日と休暇を整理してみました。

米国の祝祭日

米国の祝祭日について詳しく書いてあるサイトがありました。

●参考にしたサイト

アメリカの祝日カレンダー2020年|アメリカの祝日一覧と日数

1月 1日 New Year’s Day
1月20日 Birthday of Martin Luther King, Jr.
2月17日 Washington’s Birthday
5月25日 Memorial Day
7月 3日 Independence Day
9月 7日 Labor Day
10月12日 Columbus Day
11月11日 Veterans Day
11月26日 Thanksgiving Day
12月25日 Christmas Day

①1月1日 New Year’s Day
・ニューイヤーズ・デー(1月1日)

日本で言えば元旦の祭日と重なるものがあります。
後述しますが、年末年始、この日以外米国市場は開いています。

米国市場を長期間閉めるわけにはいかないのかもしれませんね。

②1月20日 Birthday of Martin Luther King, Jr.
・マーチン・ルーサー・キング誕生日(1月第3月曜日)

キング牧師こと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの誕生日(1月15日)の時期に休日になります。キング牧師は米国では、日本で思う以上に重要な人物であることの証左といえます。

比較的新しく制定された休日のように思います。

③2月17日 Washington’s Birthday
・大統領の日(2月第3月曜)

米国初代大統領のワシントンの誕生日(2月22日)の時期に休暇になります。

日付こそワシントンの誕生日ではありますが、歴代大統領を敬う日とのこと。
日本でいうなら明治天皇の誕生日(11月3日 現・文化の日)を祝うように思います。

④5月25日 Memorial Day
・戦没将兵追悼記念日(5月最終月曜)

時代は150年前、南北戦争にさかのぼります。
アメリカでは1866年、南北戦争で多くの血が流されました。
祖国を守るために命をささげた軍人に敬意を表す日として休暇となっています。

日本では、こういう話をするのを憚る傾向がありますが、
8月15日(終戦記念日)を祭日にして、戦死した軍人に敬意を示す日とすれば近いかもしれません。

⑤7月3日 Independence Day
・独立記念日(固定休日)

1776年アメリカで独立宣言を公布した日である7月3日を休暇にしています。

私の出身地の横須賀でも、7月3日には横須賀米軍基地で花火が上がります。
日本では、これに近い祭日はありません。

(日本でも独立戦争といえる戦いはいくつかありますが、
 色々な持論があると思うのでここでは割愛。)

⑥9月7日 Labor Day
・労働祭(9月第1月曜)

レイバー・デー。
1800年代後半、アメリカの労働者は休暇もなく1日12時間働いていたといわれている。
1882年9月5日、ニューヨーク市の労働者たちが立ち上がり1万人の行進を行い、労働者の地位の改善を求めたのが始まり。

メーデーとは別にあるようです(メーデー自体は休日ではありません。)
日本にはない休日ですね。

なお、投資的な話だと、米国の新年度は9月。
レイバー・デー周辺まではバカンスでゆっくりしていた相場が激しく動き出す時期といわれています。
この時期から10月末くらいまでは相場が荒れます。

⑦10月12日 Columbus Day
・コロンブス・デー(10月第2月曜)

1492年10月12日、コロンブスがアメリカ大陸を発見した日とされます。

アラスカ州・ハワイ州などでは、コロンブス・デーを平日としたり、別名(Discover’s Day)を使っていたりします。後述のとおり、証券市場は休みになりません。

⑧11月11日 Veterans Day
・ベテランズ・デー(固定日)

第一次大戦の休戦条約の締結日です。
「退役軍人の日」、「復員軍人の日」とも呼ばれます。

戦争を終えた後、戦争に赴いた人達を称える日が米国には多いですね。
後述のとおり、証券市場は休みになりません。

⑨11月26日 Thanksgiving Day
サンクスギビング(11月第4木曜)

どうぶつの森で少し知名度の上がったサンクスギビング。
「収穫感謝日」・「感謝祭」などとも呼ばれ、時期・内容ともに日本だと勤労感謝の日(11月23日)に近いと思われます。

⑩12月25日 Christmas Day
クリスマス(固定祝日)

クリスマスは米国では休日になります。
クリスマスと後述の「聖金曜日」は、キリスト教関連です。

日本だとこういうことを細かく言う人が多そうなので、他の宗教に気遣って絶対休みにしないと思います。

●その他

州により他にも休暇があります。
州ごとに、平均で3~4日程度他の休暇があるようです。

上記リンクが参考になると思います。

証券市場の休み

では、本題。
証券市場の休みはどうなっているでしょうか。

SBI証券の情報によると、2020年は以下の日付が休場となっています。
半休場も表示されいるのでわかりやすいです。

わかりやすく、祭日と重複するものは「」をつけてみます。

参考:SBI証券

○1/ 1 水 元旦 休場
1/20 月 マーティン・ルーサー・キング牧師生誕祭 休場
2/17 月 ワシントン生誕祭 休場
  4/10 金 グッドフライデー 休場
5/25 月 戦没将兵追悼記念日 休場
7/ 3 金 独立記念日 振替休日 休場
9/ 7 月 労働者の日 休場
11/26 木 感謝祭 休場
 11/27 金 感謝祭 翌日 半休場
 12/24 木 クリスマス イブ 半休場
12/25 金 クリスマス 休場

追加されているもの

①Good Friday(イースター前の金曜日)

聖金曜日とも呼ばれます。

イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された日とされます。
そして、2日後の日曜日に復活し、イースター(復活祭)とされます。

イースターが「春分後の最初の満月から一番近い日曜日」と定義。
イースターの日付がキリスト教徒でない日本人にはなじみが薄いのでわかりにくいです。

この周辺でイースター休暇があるようなので、証券市場に限らずのんびりした日なのだと思われます。

②サンクスギビングの前日・クリスマスイブの半休場

この2日間は、半日だけ市場が開かれます。

サンクスギビングの半場を見てましたが、そこまで大きな動きがなく、休暇に近いものと考えているのでしょう。日本でも12月30日は前半場だけやっていますね。

休場とならないもの

逆に休場とならないものもあります。
「コロンブス・デー」と「ベテランズ・デー」は、証券市場は開かれています。

コロンブス・デーは、州によってはなじみが薄いからかもしれません。
ベテランズ・デーは、メモリアル・デーが休みなので違和感がありますね。

参考:日本の祝祭日

日本では、祝祭日は土日同様に証券市場は休場となります。
日本の祝祭日一覧。※2020年のもの

元日 1月1日
成人の日 1月13日
建国記念の日 2月11日
天皇誕生日 2月23日
春分の日 3月20日

昭和の日 4月29日
憲法記念日 5月3日
みどりの日 5月4日
こどもの日 5月5日
海の日 7月23日

スポーツの日 7月24日
山の日 8月10日
敬老の日 9月21日
秋分の日 9月22日
文化の日 11月3日

勤労感謝の日 11月23日

なんと、祝祭日は16日あります。
日本の証券市場では、祝祭日以外に「12月30日は半休日」、「1月2,3日は休日」のため全部で18日半。

米国は10日間の休場なので(半日を0.5日とする)日本の方が証券市場が閉まっている日が多いことがわかります。

まとめ

今回は調べただけなので特に考察はありません。
米国文化を知るきっかけになると思います。

重要なのは、

・政府の祝日と州政府の制定した独自の祝日がある
・概ね政府の制定する祝日だがそれ以外の休場あり
・実は日本の証券市場の方が閉まっている日が多い

日本人は勤勉といいますが、今回調べてみて思ったのは、日本の証券市場より米国市場の方が勤勉なように感じさせられますね。

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