こんばんは。
リュウです。
どうしても、メンテナンスの日は更新が遅れてしまいます。
今日は第13章、フィリップ・キャレー氏です。
バフェットよりもさらに長い投資経験を持っていた方で、
102歳まで投資を続けました。
彼の章は、投資経験の長さとは反比例して短めです。
バフェットもそうですが、
複雑なことを投資で考える必要はないのかもしれせん。
シンプル、かつ真意をつかんでいる内容がここにありました。
彼は、自分に身近でよくわかる企業に投資をしています。
逆に言うと、小さい会社でマイナーな企業に投資をしているようです。
また、財務諸表にこだわり、
自己資本比率・流動比率が低い場合、投資対象から外します。
目安として、中長期借り入れがあるものは不可、流動比率は2対1が最低条件のようです。
また、公益事業株に関しては、
・財務比率
・事業テリトリー
・規制環境
が良いことを求めています。
バフェット流と比較しても、
無借金経営を重要視しているところから、
キャッシュリッチの企業はやはり強い。
次に、役員が自社株を多く持っていること。
役員が自社株を持とうとしないというのは、
それだけで意味を持つことのようです。
「役員たるもの、せめて自分の1年分の給料程度は自社に投資すべき」(P335)
アニュアルレポートをキャレー氏が見るとき、
重要視するところは、「悲観的な内容を見ること」のようです。
楽観的な内容は放置してても良い。
しかし、悲観的な内容は早く聞かないと対策が遅れてしまうのです。
キャレー氏の投資法は、
シンプルかつわかりやすい。
学ぶところがとても多く、
中期・長期投資家にとって、参考になると思います。
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