マネーマスターズ列伝 11

こんばんは。
リュウです。

どうしても、メンテナンスの日は更新が遅れてしまいます。

今日は第13章、フィリップ・キャレー氏です。

バフェットよりもさらに長い投資経験を持っていた方で、
102歳まで投資を続けました。

彼の章は、投資経験の長さとは反比例して短めです。

バフェットもそうですが、
複雑なことを投資で考える必要はないのかもしれせん。

シンプル、かつ真意をつかんでいる内容がここにありました。

彼は、自分に身近でよくわかる企業に投資をしています。
逆に言うと、小さい会社でマイナーな企業に投資をしているようです。

また、財務諸表にこだわり、

自己資本比率・流動比率が低い場合、投資対象から外します。
目安として、中長期借り入れがあるものは不可、流動比率は2対1が最低条件のようです。

また、公益事業株に関しては、
・財務比率
・事業テリトリー
・規制環境

が良いことを求めています。

バフェット流と比較しても、
無借金経営を重要視しているところから、
キャッシュリッチの企業はやはり強い。

次に、役員が自社株を多く持っていること。

役員が自社株を持とうとしないというのは、
それだけで意味を持つことのようです。

「役員たるもの、せめて自分の1年分の給料程度は自社に投資すべき」(P335)

アニュアルレポートをキャレー氏が見るとき、
重要視するところは、「悲観的な内容を見ること」のようです。

楽観的な内容は放置してても良い。
しかし、悲観的な内容は早く聞かないと対策が遅れてしまうのです。

キャレー氏の投資法は、
シンプルかつわかりやすい。

学ぶところがとても多く、
中期・長期投資家にとって、参考になると思います。
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