廃れるもの、廃れないもの

リュウです。

 

今日は、妻の誕生日祝いで横浜にでかけます。

2週連続の横浜は久々。

 

先日トクだ値25%を仕事時間とタイミングが悪すぎて取れなかったので、

昨日、少し時間ができたタイミングで10月の北海道用にJR株主優待券を購入しに金券ショップを周ったところ、ここ2ヶ月の間に行きつけの金券ショップ1件、ゲームセンターが1件、閉店していました。

 

ゲームセンターは、このご時勢にポップンミュージックができる貴重な場所だったのに・・・

数週間でさっさと更地になっていたので、土地の引渡しを急いだのだと思われます。

 

物事には、流行り廃れがあります。

今回はそのあたりを中心に考えていきたいと思います。

 

※廃れた(進化して終了した?)トワイライトエクスプレス号H27.2@大阪駅

 よく見て、ある違和感を見つけたら鉄道通だと思います。

 

目次

1.最近周囲からなくなった(減った)もの

2.会計業は廃れるのか

3.廃れないために具体的にどうしていくか

 

1.最近周囲からなくなった(減った)もの

最近減ったものを考えてみました。

 

・ゲームセンター(おそらくスマホのソシャゲーあたりが要因?)

・ガソリンスタンド(耐震規制の強化により廃業)

・ブルートレイン(飛行機と安価な宿に負けた)

・日本人口(生産人口も着々と減っている)

 

他にもたくさんあると思います。

昔から、流行り廃れはどうしても発生するのは仕方ありません。

 

でも、自分の業種が斜陽であるとするならば、やはり気持ちは穏やかではないでしょう。

 

2.会計業は廃れるのか

 

会計関連は、クラウド会計やAI等により消滅する(大規模に縮小する)という見解もあります。

 

クラウド会計ソフトを入れてみて、素人なりに始めてみましたが、かなり便利で手軽に使いこなせそうです。

 

自分は簿財通過をしているとはいえ会計ソフトの素人です。

ソフトの素人があっさり使えるようなシステムなのだから、企業にも当然導入され、簡易な仕訳程度のものなら税理士に依頼するコストを減らそうとする変化は生じると思います。

 

事業者(法人も)が、自力で会計関連をこなせるようになっていくことで、税理士(補助や広くは税理士業を営む会計士なども)が不要になるという見解が生じるのも納得の展開ではあります。

 

便利になったとはいえ、税理士がお役御免になるとはいえないでしょう。

かつて、Excelや会計ソフトが出てきたころも「会計業は廃れる」と言われていたようです。

ところが実際は、現在も存続している事務所は多いと思われます。

 

とはいえ、今後の会計業は、事業としては廃れなくても、個々で廃れる個人、法人は出てくる時代であることは否めません。

勝ち残っていくことを考えなければいけない時代であるといえます。

 

3.廃れないために具体的にどうしていくか

 

結論としては3つ。

 

 ①会計と法律のスペシャリストであること

 ②税理士業務以外にプラス1を持つ

 ③自分を発信して②を活用してもらう人をあつめる

 

廃れないためにすべきことを具体的に考えてみると、「その時代に合う価値を提供すること」だと思われます。

 

(事業者全てにいえることですが)我々が「クライアントが喜ぶことを、その時代の価値にあわせて提供しなけれならない」わけです。

 

①会計と法律のスペシャリストであること

どの分野でも、それこそ四半世紀前に比し、求められるものが高くなってきています。税理士も例外ではないでしょう。

専門性の高い業務だからこそ、より誰でもできること以外の専門性が求められることとなったといえます。

 

税理士は会計と法律の専門家で、その両方を使いこなせることで、専業の公認会計士にも弁護士にも勝る事業になるよう目指さならなければなりません。

 

クラウドが流行るならば、クライアントにその導入や技術を提供するサービスを行い、

法人を設立するならばそれに見合う(法令の範囲内で税理士の立場としてできる手段)を提供し、

会計に無頓着な人にはその手助けをすることができます。

 

かつてよりは新規には厳しい環境のようですが、やれる余地は十分にあると思います。

 

私が関わった人(仕事柄クライアントではないのですが)「領収書を取っておけば経費にできる」と何回伝えても取ってくれないため、必要以上の所得税と住民税を払わなければならなっている人もいました。

 

簡単なアドバイスで、節税の余地がいくらでもある方はまだまだいるのかと思います。

 

②税理士業務以外にプラス1を持つ

私も税理士(まだ試験合格者なだけですが)、あの人も税理士。

事業主は、どっちにやってもらうと判断するか。

これは、自分ができることが相手に必要なことであれば有利といえます。

 

税理士であることに加えてできることを増やすと良いのかと思います。

 

自分の他との「違い」を考えてみると、

 

 ・米国株(現地証券口座)投資

 ・ベトナム株(現地証券口座)投資 

 ・貸し会議室の運営

 ・不動産業(まだ準備段階ですが)

 ・実務経験の特殊性

 

あたりでしょうか。

 

プラス1の知識は、エキスパートあることが望ましいですが、

基礎知識レベルでも把握していることで、税理士の中で〇〇ができるということなので、他の税理士に比しても有利にできるものになると思われます。

 

③自分を発信して②を活用してもらう人をあつめる

 

ブログを書くことを復活させたのは、ある税理士の方の影響が大きいです。

 

・アウトプットそのもので知識を整理する

・その後のインプットをしやすくする

 

そして、

・自分ができることを知ってもらえる

 

も、メリットと言えそうです。

 

税理士プラス1のスキルとして何をもっているかを将来のクライアント方に知ってもらえる機会としてブログやセミナー、出版などを使ってどんどん知ってもらうことが重要なんでしょうね

 

●まとめ

どの仕事も、概ねラクな時代ではなくなってきました。税理士も例外ではないですね。

ただ、会計を含めてなくなってしまうようなものではありません

 

成功をするためには、自己の仕事の最先端に立ち、同業者より上に立つために自己の事業プラス1を身に着けていくことが必要といえます。

 

なんだか自分への戒めも含めてがんばらねば。

 

数年後に、この記事を見返して正しかったかを自分でも判断してみようと思います。

 

●投資の観点から

蛇足とはいえあえて書きます。

 

もっとも、バフェット先生などの長期間投資を行う方は、

「時代ごとに価値が変化するようなジャンルに投資をすることをあまり勧めていない」ため、廃れることを見越したビジネスに投資をするべきではないと言うと思われます。

(バフェットの株主総会では、「私は、これを空売りするべきでした。」と馬の写真をスライドに写したことがあるようです。)

 

投資(特に長期を見越して行うもの)は、基本的に価値が目減りしないものを理想とします。

コカコーラや、フィリップモリス(現アルトリア社)のタバコ、バドワイザーなどでも大成功をしているバフェットからすると、難しい事業であることは確かでしょう。

でも、成功できないほど厄介なビジネスではないと思います。

 

がんばろう。

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