おはようございます。
リュウです。
今日は、貸借対照表の固定負債(長期負債)の部分です。
今回重要なポイントは2点です。
・長期借入金
・自己株式調整済み負債比率
●長期借入金について
バフェットは、永続的な競争力を持つ企業を好みます。
永続的な企業は、
「長期借入金がほとんど無い」、
もしくは、3~4年の利益で全返済できる程度の借入金しかしないことが多いようです。
マクドナルドの場合、当期純利益が12,600(百万円)、
長期借入金が1,230(百万円)のため、ほぼ無借金といっても問題ありません。
●自己株式調整済み負債比率
長期負債に関して、重要な部分は以上の一つでした。
バフェット氏は、
負債に関してもう一つ、「負債比率」を重要視しています。
計算式は以下のとおり、
負債合計/純資産合計=負債比率
となります。
ただ、永続的な競争優位性を持つ企業は、
内部留保としてお金を持つ必要が無く、
その資金を自社株買いとして株主に還元をしている。
そのため、内部留保が減少し、
負債比率は上昇してしまう。
そのため、自社株式を差し引いた値を元に、
負債比率を求めることで比較を行う。
MSNマネーの場合、こちらは「普通株」と書かれている部分になります。
こちらの値を含めず純資産(資本)を計算した上で、
負債比率を求めます。
負債比率の良し悪しの目安は、
この本によると0.80となっています。
マクドナルドの場合0.618となり、
なかなか良い数値となっているようです。
次回は「資本の部」についてです。
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