おはようございます。
リュウです。
今日はキャッシュフロー計算書部分についてです。
キャッシュフローには3つあり、
1 営業活動キャッシュフロー
2 投資活動キャッシュフロー
3 財務活動キャッシュフロー
から成り立っています。
簡単にまとめると、
「営業活動キャッシュフロー」では、
売上による現金がどの程度上がっているかが書かれています。
「投資活動キャッシュフロー」では、
資産の売買のお金の動きが書かれています。
なお、資産を購入した場合がマイナス、資産を売却した場合はプラスです。
「財務活動キャッシュフロー」では、
主に、配当、自社株買い、負債の返済による現金支出を扱います。
負債の返済が行われた場合はマイナスとなります。
これらの情報をもとに、
永続的競争力を持つ企業を見出してみたいと思います。
重要な項目は2つです。
・資本的な支出の大きさ
・配当、自社株買いの度合い
です。
●資本的な支出の大きさについて
資産の購入を行う。
これは一見、企業の拡大を示していますが、
実際には、売上や利益を上げるために、
大量の資産の購入を行わなければならない企業は、競争力が弱い。
バフェットが購入しているコカ・コーラなどはそのっ極端な例で、
資本的支出に20%程度しか使われていません。
年間の資本的支出が、純利益の50%以下が望ましい。
マクドナルドHD(2702)は、
MSNマネーの過去5年間の経緯を見る限り、
大分持ち直してきているようです。
そのため、裏を返すと利益率が向上しています。
●配当、自社株買いの度合いについて
「財務活動キャッシュフロー」部門において、
重要な部分は、「配当」、「自社株買い」についてです。
配当と自社株買いの大きな違いは、
配当には株主は税金を払わなければならないのに対し、
自社株買いを会社が行っても税金はかからないことです。
日本では現在10%、普段は20%の配当税がかかります。
すなわち、配当を再投資するのと、企業が自社株買いをするのでは、
税額分配当の方が目減りしているわけです。
そのため、自社株買い(MSNマネーでいうところの「株式の発行・償却(純額)」)を、
行っている方が効率が良いです。
そのため、バフェット氏は配当を行わず、
自社株買いと内部留保の効率的な運用で株主に利益を導いています。
ただ、バークシャーのように、
自社株買いや、有意義な会社の内部留保の運用を行えていれば、
その企業のお金の使い方は安心なのですが、
実際のところ、100%上手く使いこなせる会社は少ないようです。
そのため、配当という形をとり、
実際に株主に還元できていることに価値を見出すこともできます。
キャッシュフロー計算書では、
以上の2点に注目することが良いようです。
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