リュウです。
今日は、のんびり娘とショッピングモールのフードコートでコーヒーを飲みながらブログを書いているところです。
10月に札幌に行き、ある開業税理士の方に相談をしてくる際に、事業計画を作成すると良いとアドバイスをもらいました。
大学院以来の宿題といった感じですね。
遊びでも、勉強でも、事業でもそうなのだと思いますが、先輩方の成功例や運用の仕方が参考になります。
大学院のときは、資料の探し方、先輩の資料の作り方などをマネしながら(当たり前ながら書きますが、こと論文では盗作や剽窃はダメです。)作り方を理解していったものです。
税理士として今後独立するために、先輩税理士の先生のブログや活動内容などを参考にしています。
今回のテーマは「道」の分野で良く言われている「守破離」について書いてみます。
かつて仕事を一緒にさせていただいた学校の校長先生から「守破離」と仕事の話を関連付けて教えていただいたことを思い出します。
※京都にて H25.8
●目次
1 守破離とは
2 仕事における守破離
3 投資における守破離
1 守破離とは
Wikipediaよると、「守破離」とは、「日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ」で、また、「日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想」とされています。
の3段階に分けて技術の習得をしていくものです。
個人のスキルを3段階のレベルで分けます。
① まずは師匠に言われたこと、型を「守る」段階
② その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」段階
③ 最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在に扱うことができる段階
この3段階に分けることで、今、自分を成長させるために必要な勉強方法を見出せると思います。
2.仕事における守破離
仕事にあてはめて、守破離
①「守る」段階
簡単に言うと、やり方、流れ、加減を「真似する」段階です。
多少窮屈で抵抗があっても、「真似」して技術(ノウハウ)を身につけることで、一見遠回りのようで最短で次の段階に進むことができると思います。
上司や成功した事業者のノウハウは、無作為にそれを行うのに比べて相応にうまく行っている裏付けがあるものです。
そのため、(概ね)最初からオリジナルで行くより効率が良いです。
ただ、「破」「離」の段階に進めるように常に疑問や改善点を模索するとは必要に思います。
②「破る」段階
師匠の教えを「守る」ことができたら進む次の段階。
言い換えると「アレンジ」することができる段階。
・仕事の手順や段取りを変えてみる
・違った場所で教えられた方法でやってみる
・同様のやり方でも仕事量を増やす、減らす
元のノウハウを知った上で、それを活かしてアレンジする段階です。
ここで初めて独自性が出てきます。
疑問に思っていたところを改善したり、有効な手段を別の場所や環境で使えるか試せる時期です。
③「離れる」段階
最後に教えてもらったものから段階。
ここまで来ると「オリジナル」のものを作る段階です。
・教えてもらった行程をやらない
・新しい業務を作る
・新たな方法で対応する
・そもそも事業規模を広げるのをやめる(ひとり税理士の井ノ上さんのようなイメージ)
ここまで行くと、やれることは無制限な代わりに、独自で成功するかわからない「道」を切り拓いて行く必要があります。
事業を行う人も、この段階まで行くと辛さはありますが楽しい時期なのではないかと思います。
さて、守破離に当てはめて仕事を考えると、
入社(開業)した直後に、「独自性を持て」と「守」も「破」も飛ばして「離」を求める上司などは、割と無茶を言っていることがわかります。
その業務(事業)の「型」を覚える段階で、「離れ」て仕事をしなさいと言っているようなものなのです。
せめて「常に、独自性を持つよう心がけて仕事をしなさい」という「型」を教えるようにすべきなのでしょうね。
3 現時点での自分
税理士試験や大学院については、おそらく「破」の段階くらいで、ゴールにたどり着ける感があります。
10年位みっちり試験勉強をすることで「道」は見えるかもしれませんが、極めるのはそれより先の部分なので、
「守」「破」までを予備校や教授に指導してもらい、まず試験を合格(認定を含め)しましょう。
そういった意味では、全てにおいて「守破離」で片付かないものもあるようですね。
一方で、税理士業は「事業」。それこそ生きている間は高め続けなければならないのです。
こちらの自分は、まだまだ「守」の段階。
実務もまだまだなので、いろいろと研究していかないと行けません。
●まとめ
用語を調べてわかったのは、「守破離」は日本で生まれた「道」の習得過程から生まれたもののようです。
「道」を極めるにも、まずは型を覚え、アレンジし、オリジナルを作り出すという一連の流れを3文字で表しています。
どの「道」も概ね、「真似する」段階、「アレンジする」段階、「オリジナルを作り出す」段階のどの段階にあるか把握し、
その段階にあった行動をとることで、行き詰まることは少ないのかと思います。
実業家への「道」を歩むために日々修練です。
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