仕事を辞めようと思うきっかけ、準備の大切さ

起業・独立・マインド

新人さんが入ってくる季節になりました。
将来に希望を抱き、今の職に対し高い志を持って入ってきた若者のモチベーションには学ぶものがあります。

大抵、この時期にブログにせよSNSにせよ先輩語りが始まる時期です。
一方で、今日の自分の記事は「仕事の辞めどき」をテーマに語りたいと思っています。
先輩がたりというより、「俺が辞めどきを感じているから」書くだけだったりしますが。

転職・独立への道を判断する時期が来たきがします。
前は「今の職」と「独立した場合」の比較くらいでしたが、最近では「仕事を辞めるとして辞めるならいつか」という検討をしています。

前回も少しだけ触れましたが、3月に受けた面白いオファー。
そして、現職での待遇や将来に向けたリスク。

今日は、「仕事をやめようと思ったきっかけ」を残すことにしようと思います。

最近、投資の話を主にブログのエネルギーがとんと減っていますが、一時的に時間を転職・独立側に割いているためです。(定期的に更新自体は続ける予定です。)

投資自体は続けており、ポジション自体をおおきく動かす必要性を感じないタイミングなのでそちらもいずれ。

あなたの船(会社)は居続けるべき船だろうか。

3月のオファー

税理士試験の認定合格から3年半。
何となく現在の仕事を続けてきましたが、常々その生活に疑問を覚え、段々とその限界を感じてきました。

私の現在の仕事は、会計業界ではありません。
だからこそ、同期の大学院生が税理士資格を活かし、人によっては事業を成功させている姿を遠くから見ることしかできませんでした。

資格を活かしたい、そして「成長したい」。

そんな中、2022年3月、横浜市内である方に会いました。
その人の仕事が、自分の経験と能力を活かせること。

ひいては税理士として独立を目指せる道に繋がる可能性を感じたため、ワクワクが止まりませんでした。

仕事を辞めようと思うきっかけ

そんな3月のオファー後、

「どういうときに仕事を変えようと決意するのか」というのを調べるようになりました。
要は、「退職する人 特徴」などと検索するようになったわけです。

すると、たくさんのブログ記事がでてきました。
辞めた体験談もあれば、人事が辞める人の傾向を調べた記事もある。

私は雇う側ではないので、
「辞める人を見つけ出す」のではなく、「どういうときが職場の変えどきか」の記事を探してみました。

細かな要素にすると多数あると思いますが「辞めるきっかけ」には、おおきく3つに分かれると思います。

 ①職場環境の悪化
 ②将来性がない
 ③評価されない

そして、自分も概ねこの3つを満たしていたようです。

①職場環境の悪化

パワハラは滅ぶべき、保身や事なかれでパワハラを放置するのはダメな職場です。

働く環境が悪いことを理由に辞める方が多いです。

「ネガティブな理由で辞めることはない」と云う方もいます。
この手の論理を語る人は「次の職場でも同じ目に遭うから」という論調になる。

ポジティブな理由だと次の仕事にもポジティブにつながるからでしょうね。
確かに一理ある。

しかし、悪い環境に耐えるのにも限度があります。

一時的なものならまだしも、毎日パワハラ・モラハラを受けて、自己の尊厳を削ってくるような職場は本人にとってマイナスです。人はみんな「苦しむために生まれてきたわけではありません。」

最初は高いモチベーションで入ったとしても、

 ・パワハラ(そしてそれを野放しにする環境)
 ・非効率な仕事(残業、特にサービス残業)
 ・社の悪い慣習(公私混同、無用な飲み会、会社のローカルルール)

このような、心身負担が大きい職場にいても、ネガティブなエネルギーを受けてしまうことで心身病んでしまう可能性があります。
まずは、環境を変えてから仕事をすることが必要といえます。

ちなみに、わたしの場合は、パワハラの被害にあっています。
また、上司は加害者を助け、人事・総務の部署は話を聞くふりをしてなにもしません。

「逃げるは恥だが役に立つ」

ドラマのタイトルにもなった(観てないので中身は詳しくないですが)ハンガリーの言葉です。
逃げることは恥かもしれないがそれが最善手となることは、ままあるわけです。

②将来性がない

この轍(職場)の行く先は自分にとって明るいか?

業種、給与、そしてスキル向上などのキャリアパス。

10年後を見据えて、これらが本当に良くなるか。
それとも悪化をするか。

10年後にただ年だけ取り、逃げるパワーもスキルも搾取されたあと後悔しても遅いわけです。
そのため、

・単純労働などスキルとして残らないもの
・斜陽な業界
・単純に低賃金(転職後にメリットが有る場合等を除く)

現在の仕事が将来性のあるものならばよいですが、将来性がなければ辞める要因になるようです。

わたしの場合、専門性を活かせず、雑用や単純労働、新人の面倒ばかり観て使い捨てられている感覚があり、職場での成長を感じなくなってきたことが当てはまります。

③正当に評価されない

気づいたらいいように使われ、使い捨てられていることもある。

スキルや実績は低く観られ、上に気に入られたら出世する。
そんな昭和的思考。

確かに組織に居る以上ある程度社内政治に精通しなければいけないことは避けられません。

一方で、社内政治だけで中身のない人が偉くなり、実績を挙げられるが社内政治がそこそこの人でスキルがない現場で安月給で使い倒される。

そんな事態が続くと、「外部の方が重宝してくれるのではないか」と思い、退職に至る傾向にあるようです。

これは主観が入る要因ですが、当方も少なからず感じました。

④つまるところ・・・

結局は、

 ・環境が悪く
 ・安くこき使われ
 ・そして将来性がない

このように感じたときに職場を見切る潮時となるようです。
複数サイトを観たものの、面白いように他のサイトでも共通した見解でした。

では、どうすべきか

では、我々はどうすべきか。

新人さんがここを読むことはまずないと思いますが、
対策としては、入社した時点から「転職を前提したキャリアプランを検討する」こと。

自分の場合は「資格」でした。
入社4年目にして「税理士試験」という道を選びましたが、今思うと最適解とは言えなかったかも知れません。

日本そのものが長期的な景気の悪化をむかえ、今後も続くといえます。
その点、「海外を目指す」というルートも選ぶのが最適だったかもしれません。
上述「将来性」の話をしましたが、「そもそも、日本自体に将来性がない」と感じずにはいられません。

10年後、日本では生産性が下がり、円の価値も下がり、国際競争力はなく、産業もない、年寄ばかり優遇し続けて若者が減り続ける・・・。
このようなことは十分想定されます。

そして先進国から後進国に凋落が見込まれるなら、「言語を身に着けて日本以外の国に行く」のは有力な選択肢になっていく可能性が高い。

当然道は険しいです。ですが、どの選択肢でも人生厳しいなら、将来性のある道を選ぶほうが安全です。スキル・心身を身に着け、どこででも通用する人材になるべきといてます。

想像してみてください。

今の日本を穴の空いた船と考えてます。
そして、遠くに岸が見える。

沈没するかもしれない。なんとかギリギリ沈没前に岸までつけるかもしれない。

そこで私たちは、

今の船に乗り続けるか(こちらも生き延びられるかも知れません。)、
船から飛び降り、命をかけて泳ぎ続けて生き残る可能性をつかむか。

を選べるわけです。

どちらが正解ということはありませんが、「仕事を続けるリスク」と「仕事を辞めるリスク」とはそんなものなのかも知れませんね。

また、船には最初から穴が開いているとは限りません。
大体「一定の時間」があります。
この時間をただ遊ぶだけに使うか、一部の時間を沈没への備えをしておくかで大きな違いがでます。

いざ、船に穴があいても動けない人は多いです。

まとめ

今日も自分語り要素の強い回でした。
しかし、そろそろ今の職場を見切り、本気で自分と向き合わないといけない時期ではないかと実感しています。

まとめとして、仕事を辞めようと決意するきっかけとなる出来事は3種に集約されるようです。

①職場環境が悪い(パワハラ・悪習・非効率業務)
②将来性がない(業種・スキルの向上)
③自身が評価されない(実績や技能が給与に反映されない)

そして、ダメな職場だったとき、又はダメな職場になってしまった時に備え、「入社時点から、その会社を出ることとなった準備をしておくこと」が肝要です。併せて辞めることを前提としたスキルや人脈、人間力を身に着けておくべきです。

30年間給与の上がらない日本。
実際に2006年から働いている自分も大して給与は伸びていません。

10年、20年後の日本はもっと弱々しい国になることが見込まれます。
自分の所属する会社がなくなることは十分想定されます。
その際に自力で走ることができるか試されるのでしょう。

これを観て、活路を見い出してもらえれば幸いです。

今後も、退職を目指した動きを書ければと思います。

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