小さく経営を始めるメリット(レンタルスペース経営の話)

リュウです。
今日は、後述のレンタルスペースの管理で渋谷へ行ってきます。

長時間家をあけると、妻の(子育て)負担も大きくなるので、早出で対応。
朝7時前に出るという、日常のサラリーマンの業務より早く動き始めました。

今、丁度出せる段階のネタことが少ないので、
今日は、「会議室貸付業と(税理士実務を含めた)経営の話」にしましょう。


※会議室(レンタルスペース)(2018.2 渋谷区)

 16人入れる部屋です。1年続けると愛着が沸きますね。

●もくじ
1 昨年から始めたレンタルスペース事業の話
2 始めたきっかけ
3 実際にやらないとわからないこと

1 昨年から始めたレンタルスペース事業の話
2018年3月から、大学院の友人と共にレンタルスペース(会議室)の運営をしています。

 

出資を半分、利益も半分と言ったところです。

私がやってみたかったので、他の不動産業をやって慣れていた友人に乗ってもらった感じですね。

会議室(レンタルスペース)貸付業の仕組みとしては、
貸付ける側は、いくつかの会議室を借りる予約サイトに登録し、
借りる側が、そのリストを見て、借りたい会議室をオンラインで予約、概ね事前決済をして当日借りる仕組みです。

私は、貸付ける側です。
(なお、人を集められれば、予約サイトが一番儲かると思います。)

なお、最寄り駅は渋谷駅(新南口徒歩4分程度)です。

若干営業になってしまいますが、数回(数日)まとめて借りてくれる方は、サイトより安く貸すことが可能なので連絡をください。

2 始めたきっかけ
レンタルスペース(貸会議室)を始めたのは、「働きながら色々な実務経験が積めて儲かる可能性もそこそこあるから」です。

主な理由としては以下の4点。

 ① 副業禁止規定に抵触しない副業であること
② 青色申告書等の税務を合理的に体験できること
③ ある程度お客さんがつけば儲かること
④ 少ない資本で始められること

等があります。

①、②について
なぜ不動産業にしたかというと、私の職場が「副業禁止」と銘打っている職場のためです。

若干時代遅れに感じますが、私の仕事は「副業が禁止」されています。
したがって、試験合格は昨年6月にしているものの、独立して税理士業をすることができません。

副業としてできるなら、お客なし未経験段階でも小規模で実務経験を積むことが可能です。しかしながら、そうも行かないので、税務の実地経験(実務経験2年とは無関係)「自分で実務を興す」ことで解決しました。

自分の勤務先のルールだと、不動産の貸付けについては事業性が認められず(いわゆる5棟10室基準の「事業」に該当するとNG)、副業に該当しないようです。
(なお、株式をはじめとした有価証券の取引(広くFXなどを含む)も可能。)

もし、同じような状況で、「副業禁止」されている企業(今は大分減ったと思いますが)ならば、その「企業の規約と同僚の事例をよく観察すること」です。完全なる会社外の収入が禁止されている事業は中々無いと思いますので「ルールを破らないで副業が可能な範囲を知る」必要があるためです。
自分が不動産を選択したのは、規約違反や法律違反に抵触しないか調べて問題ないことを確認できたからです。

副業の範囲を知ることは、経営面もそうですが「小さくリスクをとること」のひとつです。
 

バレなければルール違反や違法行為を良いとして行動してはいけません。

あとで修復不能な大きな損失を被る可能性があります。

③について
次に、業務を始める以上、何らかの利益が出なければ価値は少ないと言えます。

確かに、「青色申告を作ることなどの経験をしたい」というのは動機のひとつですが、赤字では面白くありません。
利益が出せる見込みのあることを始めましょう。

したがって、言わずもがなですが、怪しい不動産投資の電話に応じるようなことはやめたほうがいいです。

④について
上述しましたが、「リスクは小さく」とりましょう。

金銭面でも同様です。

少し、事業をやった人ならわかると思いますが、「少ない資本で始められる業務の方がリスクが少ない」のです。

(堀江貴文氏も言っていたような気がする。)

儲かる確信が持てた段階で事業規模を大きくしていけばいいのですから(副業から外れるので無理はしませんが。)可能な限り、少ないお金で始められるようにしましょう。

今回の貸付業は、不動産を「転貸(また貸し)」する方法でやっているので、不動産業を始める時の巨額の資本が要りません。
借りる前に、持ち主の大家さん(マンションなら管理組合なども)との調整をする手間が結構ありますが、逆にOKをもらっていれば借りる時の諸経費と家賃だけで済むので不動産を購入するような規模のお金は要りません。

3 実際にやらないとわからないこと
実際にやってみると、事業に必要なことや大変なところ、悩みなどが見えてきます。

仕事の流れとして、
 ・不動産屋に相談し不動産を借りる
(今回は必要資本が少ないため融資は受けないですが、融資を受ける過程も経験ですね。)
・レイアウトを考え、必要な資材をそろえる
・予約サイトに登録し借りてもらうために自分の会議室の宣伝をする
・借りた人への事前・当日の対応
・経費精算、確定申告などの経理業務

一通りやってみると見えてくるものがあります。

「固定費が増えると利益がどんどん減っていく」「売り上げが立たない(借りられない、売れない)と利益にならない。」など、おe-パー上で見るだけではなく実体験をすると、経営者としてはあたりまえのこともサラリーマンにとっては新しい経験となります。
 

確定申告や財務諸表も、(投資家として、又は税理士試験を受験していた時を含め)読む側の立場と、作成側の立場だと違うものを感じます。

全体的に、「やる価値は高い」ものと感じました。

なお、場所が良かったこともあり、前期(去年、H30.3~H30.12)は、開業日償却もありまだ赤字。

H31.1~4は3月以外黒字で、今期(今年)は黒字を目指したいところです。

 

会議室の経営方法については、模索中ですが役立つものがあったらまた記事にしましょう。

●まとめ
重要なことは3点。
・税理士になったときに役立つと判断し、事業を始めてみたが「やる価値が高い」
・事業を始めると、経営者の視点としてどこで悩むか見えてくる
・ルール違反の範囲で、小さくやることでリスクを抑えられる

個人の不動産所得はほぼノーリスクで始められるけれども、法人だと若干ハードルが高めです。

実務をつめるために、法人税の申告をするとなると、法人を作る費用(合同会社で10万程度)や、住民税の均等割年7万円(市5万+県2万)もかかるため、利益が出せない段階だと中々及び腰になります。
独立までの必要経費として諦めるか、もう少し待つかは考えたいと思います。

 

 

—–

コメント

タイトルとURLをコピーしました