税理士試験を終えた報告

リュウです。

 

久々に自分のブログを見たら、4年8ヶ月も動きが無かったようですね。

 

ブログを忘れてたわけではないですが、税理士試験は孤独な試験。

学んだことをアウトプットするより、理論を暗記しなければならない世界で、

他のことをあまりできなかった次第です。

 

試験はやめずに続けていました。

ただ、冠婚葬祭(特にお盆後の試験だった平成27年については、かなり苦労しました。)

 

とりあえず試験の目処がついたので、一旦報告します。

 

第62回 2012(平成24年) 【×】簿記論  【合格24】財務諸表論

第63回 2013(平成25年) 【合格25】簿記論  【×】消費税法  【-】国税徴収法

第64回 2014(平成26年) 【×】法人税法  【×】住民税  【-】消費税法

第65回 2015(平成27年) 【×】所得税法  【×】住民税

第66回 2016(平成28年) 【×】住民税  【×】国税徴収法

第67回 2017(平成29年) 【合格29】国税徴収法

 

合格XXは、XX年合格。 ×は不合格。 -は学習したが受験せず。

 

おおよその流れを書くと、

 

1年目は1月からの速習で、財務諸表を合格。

思えば、ここで苦労していれば税理士試験を甘く見なかったかもしれません。

 

2年目は、簿記論を合格。確か精算表が出た奇抜な問題の年だったけどクリア。

初の税法である消費税法は敗北。国税徴収法は一通りまわして、

仕事で重要な会議があり、合格できると思えなかったため仕事を優先し終了。

 

3年目は、実務から遠いため、どうしてもやりたかった法人税法。全然実力が足りず不合格B。

住民税は、完成レベルまで行ったもののA。

消費税法は、基本を学べて、住民税が比較的負担が少なく合格できそうに思えたのでリリースしました。

この年の住民税A評定が、税理士試験を長期化させる原因に・・・。

 

この年の3月に結婚したので、勉強が甘くなっていたのも不合格の原因です。

3年目あたりはいずれ合格できるだろうくらいに思っていたわけです。

合格率が下がったせいだと思っていましたが、今思うと、実力不足でした。

 

4年目は、より完璧に住民税をクリアするために、所得税法を受験、B評定。

住民税は再びA判定。理論ベタ書きをしっかりできて不合格。

合格率が回復しなかったからだと文句をつけていました。

 

5年目は、焦りを感じ、どちらか受かるだろうと国税徴収法と住民税。

どちらも半端で不合格・・・。

 

住民税は理論も計算も無難だったはずがB評定。

国税徴収法は実力不足だったのでB評定。

 

さすがに、この年は堪えました。通ったと思った試験だったので。

何年やっても税法だけ足りずクリアできないんじゃないか・・・?

と思っていた頃です。

 

6年目、すなわち今回の試験です。

どうやっても受からないのには何か理由があると感じ、

まず2科目できても1科目に絞りました。

 

税理士試験は、税法2科目取れる人は天才。

俺は凡才なので、2科目受けたら両方不合格となる。

 

科目はどうするか。

 

住民税は、合格するためには完璧を求められる。

今年も極めたつもりでA判定をつけられることが想定される。

そこで、国税徴収法にしました。

 

国税徴収法に絞ったのは、

 

・いわゆるミニ税法では、受験者数が多い(裏を返すと合格者数が多く出る)こと

・理論暗記にクセがないこと

・本試験問題が、理論ベタ書きではなく、引っ掛け問題は少ないこと

・税理士試験では数少ない、速記力を求められない科目であること

 

不合格の発表と共に申し込み、1月から試験勉強を始めました。

とにかく理解と暗記に専念しました。

今年は、さらに税理士試験を受ける上では試練があり、6月に第一子がうまれました。

 

そして、試験当日。

今年はやりきったので、これで不合格なら今年は無理な年だったんだというレベルでやりました。

 

12月15日・・・・・合格。

 

 

3科目合格にたどり着くまでにここまで苦労するとは思っていませんでした。

 

経緯を追ってみると、2年目で受けた消費税法を翌年で受けないなど、

新しい税法を学ぶことばかりを考えて、試験合格を遠ざけていたと思っています。

税理士試験を甘く見ていたと思います。

 

平成27年の不合格の発表後、自分が税理士試験を甘く見ていることを自覚したので、

今後、10年も20年もかかるのではないかと思っていました。

 

税理士になることは手段の一つだと思っています。

手段が目的となっている今、長期間の試験はリスクに感じられました。

クリアするまでやりたいこともやれなくなってしまうのため、この試験を終わらせると決めて覚悟を決めました。

 

「大学院を受験しよう。」

 

平成28年2月に、社会人の大学院試験を受験、現在、とある大学院の2年生です。

 

現時点で、論文作成活動真っ只中ですが、3月に無事卒業できれば、

2科目の税法を免除し、試験を終了することができます。
 

大学院に入り、自分としては、得たものと失ったものがあると思っています。

また、税理士試験を受験する人たちの中でも、大学院を検討している方もいると思うので、

それについて、自分が経験してきた2年間について、なんらかでブログに書いて行こうと思っています。

 

とはいえ、試験について少し語ったものあるので、一回整理するために書きました。

 

投資関連も、大分事情が変わってきているのでまた別の記事で。

 

 

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