税理士試験の発表日が来ると思い出すこと

税理士試験(大学院以外)

今日はある投資案件の打ち合わせ。
まさかの更にいい案件をもらったので、悩みが氷解するどころか更に複雑になっていきました。

決断も事業主を目指すなら重要なスキルですね。
さて、本題。

今日は税理士試験合格発表日の翌日。
インターネット官報でも、紙面でも盛り上がりを見せる日です。

わたしは大学院ルートで官報に発表日に乗らず、現在も仕事柄、税理士にもなれていません。
いわば業界内では全くの未熟者であります。

でも、合格の通知が届いたあの瞬間は共有できると思ってます。
自分も当時を思い出し、気持ちを新たに自分を上げていこう思い今回の記事を書きました。

そんなわけで「合格発表日の思い出」などを書いてみたいと思います。

官報にドキドキをもらう体験をしたことがない

私が、最終的に試験が終わったのは6月。
認定合格のため官報掲載は一応されるものの、合格を知ったはるか先の翌年6月でした。

官報合格でTwitterが沸くこの時期に、科目合格の通知しかもらったことはありません。

したがって、8時半にインターネット官報を開くとき、

みんなワクワクしてみているんだろうなぁ、と他者の合格を見ながら思っています。

受かった3科目の思い出

と、言うわけで、合格発表は手紙のみ。
3科目の合格とおまけを当時を思い出しながら書いてみます。

財務諸表論

初学~初回の受験まで。
11月から始めた簿記3級の研修から、面白さを感じ、来る日も来る日も勉強して、かろうじて手応えを得たのは試験2日前でした。

計算が会心の出来な一方、理論の問2を白紙で出したので不安な日々でした。
なにせ他業種。受からなければ何十年もかかる世界だろうから、撤退しようと思っていました。

12月中旬、土曜日夕方に届いた封筒、ドキドキしながら開けると・・・、合格!

と、肘をお膳にぶつけました。
しびれた肘をかばいながら、次の試験を続ける(すでに9月から受講はしていた)ことにした思い出。

簿記論

奇抜な問題がでて、混乱した年。

「あれで受かるなら全員受かるだろう」

と、次の年の勉強していたので合格が出た時に拍子抜け。

運で受かったような感じがした思い出。
聞くと、最終合格者もそういう科目が1科目くらいある人がそこそこいるようです。

不合格を予想して次に挑んでいたため、細かいことを覚えていないです。

国税徴収法

そこから3年、結婚、妻の祖父母の1周忌など、時間を割きにくい時期が続き不合格の連発。
かすりもせずに2科目で待機。
税法はいつまでかかるかわからないまま大学院に入学しました。

大学院1年では不合格で2年に受けた試験。
6月子供も生まれ、大学院、子育て、試験の3本立てで挑みました。

終盤の勉強は、「週3日を修論、週4日を試験」で仕事と生活以外はすべて費やしました。

そして、12月。
論文も終盤だったので、届く時期ではありましたが封筒を見て硬直。

ドキドキしながら開けてみると、結果・・・・合格!

大声でガッツポーズを決めてしまい、娘(0)に大泣きされました。

合格認定の通知

大学院が終わり、論文を出し、待ち続ける日々。
6月21日。

あの日は友人と飲みにいっていました。
不在票が入っていたので「この通知を受け取ると結果が入っている」とわかっていました。

2次会に行く合間に、「郵便局に寄ってくる」と途中で抜け出し書面をゲット。

自分の書いた宛名、硬い封筒(折れないよう厚紙がはいっていました。)

「認定通らなかったらどうしよう。
 あの時がんばりが足りなくて通らなかったら・・・・。」

なんて、不安に思いながら開けるんですよね。
受け取った直後、台がないのでATMに封筒を置き早速開封。

「税理士試験免除決定通知書」

外にでて、空を見上げました。
その日は梅雨ながら雲ひとつなく、星が輝いていました。

「やっと、終わったんだ・・・・。」

あの瞬間は忘れられません。

試験合格時に感じたあの想いを

試験合格までは苦難の道。
「合格」の文字、証書を見るために様々なものを犠牲にしてきました。

たとえ3年で官報合格クリアするようなものすごい方ですら、試験まで日々心血を注いだからクリアできたのです。

税理士試験に限らず、時に「試験が全てではない。」と言う人がいます。

たしかにそうかもしれません。

受かったあとも苦難の道が続くし、
むしろ、そこからが真の戦いの始まりなのですから。(当然私もね。)

でも、殆どの社会人の方は試験どころか、何もせず野放図に時を過ごす人も少なくありません。

心を燃やした、あの数年の想いを大事にしていきたい。

合格発表のこの時期、多数合格の報告を聞きます。
それを聞くたびに合格の文字を見た、あの報われた瞬間を思い出すのです。

まとめ

税理士試験は苦難の道。

科目合格制は時に、試験を半永久に繰り返させるもの。
時に実に残酷な試験です。

でも、あの終わった瞬間の星の輝きを思い出すと、

「あの時あれだけ頑張ったんだ。
 まだまだ頑張れる。」

と思わせてくれます。

合格した方、おめでとうございます。
最終合格なら更に最高です。

不合格の方、本気なら諦めずに進みましょう。
あの合格の瞬間は、言葉では表せない魅力があります。
税理士試験の受験生が一人でも無事にゴールにたどり着けることを祈ります。

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