今日は、娘と遊びに行ってきます。
雨のやんでいる時間に、公園と自転車の練習に行く予定です。
遠出できないし、近場も雨なので出かけられる場所が制限されますね。
今日は、自分の備忘録としての記事。
数年後に読み返したいものです。
サラリーマンを辞める可能性も考慮し、サラリーマンのときのメリットを最大限活かしておきたいと思いました。
そこで、「辞めると失われるものは何か」を整理しておこうと思います。
過去にサラリーマンのデメリットとして、
「サラリーマンは「気楽な稼業」なわけがない」という記事を書きましたが、今回はサラリーマンを続けるメリットを整理してみることにしました。
リスク管理をしていかないといけません。
目次
生きていく上で損得勘定は必須
「世のためになることをしたい」
「自分の価値を知らしめたい」
SNSなどでは、これらのような想いに満ちたセリフで、独立・転職を語る方が多いように思います。
確かにそういう方もいるかも知れません。
しかしながら、そういった方ですら、「生きる」ためのコストは必要になります。
・衣食住
・子育て
・趣味等(最小限だとしても)
を行うために、サラリーマンの立場はある程度「安定したもの」といえます。
サラリーマンを辞めた(転職を含む)場合、何を手放すかについて知っておくことが大切です。
次の項で、サラリーマンのメリットについて考えていきましょう。
サラリーマンのメリット
さて、「サラリーマンのメリット」と言えるものは何か。
つまるところ、
・安定(独立と比較した上で)
・(看板等の)信頼の大きさ
に集約されると思います。
(1)収入を読みやすい
あなたがサラリーマンとして、自身の給与収入(年収)を把握しているでしょうか。
概ね、我々サラリーマンは11月頃に「年末調整」の手続きを行い、そして12月の給与の明細に「源泉徴収票」が配られると思います。
後者の「源泉徴収票」を見てもらえれば、だいたいの年収はわかります。
2,3年分の源泉徴収票を比較してもらうとわかる通り、サラリーマンは多少景気に左右されることはあるものの、ある程度安定して年収を得ることができます。
また、(会社によりますが)年数と職位に応じて年収も増えることが多いです。
一方で自営の場合は、景気や事業の状況により大きく上がったり、それこそゼロになる可能性があるわけです。
独立した場合は、多くはお客さんがゼロの状態(=収入0)からスタートすることになるでしょう。
所帯を持てば、自分のみならず、妻や子もその収入を基に生活をしていきます。
それが失われるリスクがあります。
(2)業界の専門知識を伸ばしにくい
ドラクエ3でいう「転職」のイメージ。
例えば、他業界に転職する場合は、その業界の専門知識を伸ばすことが困難になります。
(もちろん不可能ではないですが、特にある程度裁量が求められる実務部分などは現場の方が有利です。)
同分野で独立する場合でも、組織で体系化した専門知識を自力で身に着けることとなるため、ある程度効率の悪さで苦労することになると思われます。
そのため、辞める前にはある程度、自分の業界で得るものを得てから出るべきといえます。
(3)福利厚生
サラリーマンの場合、業種や会社の規模によりますが福利厚生を受けることができます。
一例
・家賃補助、社宅
・一部扶養手当
・社内預金
・駐車場利用料
・資金の貸付
・福利厚生施設(保養所等)
・等々・・・
大抵の場合、大企業の方が概ねこの手の福利厚生が手厚くなり、見た目の給与収入以外にもメリットとなることがあります。
(4)信用(金銭面)
言わずもがなかも知れませんが、
「安定した収入がある」
「返済が見込める」
「長期間在職の見込みがある」などの理由から、
サラリーマンの中でも大企業や公務員などは、「銀行から融資が降りやすい」です。
そのため、
・クレジットカードの作成
・住宅ローン等の融資
などは在職中にしておいたほうが良さそうです。
独立起業をした後、クレジットカードが作れずに悩むという話も聞いたことがあるため、在職中の信用を大事にしたいところです。
(5)信用(業務面)
「前の会社の名刺のおかげで、
相手をしてくれていたことがわかった」
ある友人の言葉です。
時々、独立した人からも似たような話を聞くことがあります。
相手がビジネスの席に対等に座ってくれるのは、
「会社の看板があるから」ということに気付かされる瞬間です。
独立すると、「一部上場の○○株式会社のAさん」から、ただの「Aさん」となります。
当然、借り入れしたり、事業の失敗の責任を持つのも、ただの「Aさん」です。
サラリーマンを卒業することは、「○○株式会社」という後ろ盾を失うことを意味します。
「Aさん」自身の信用を自分で積み上げていく必要があります。
(6)責任の重さの違い
サラリーマンの場合は、アルバイトさんなどと比べれば責任は重大ですが、自営業者や法人の代表と比べれば責任は大変軽いものとなります。
生活などでも同様です。
例えば自分の場合(ある繁忙期でない平日)は、
5時に起き
7時に家を出て
8時半から仕事をし
12時に昼休み
13時から再開し17時、そこから数時間の残業後、帰る
20時過ぎに夕食を食べ、22時娘の寝かしつけ間で面倒を見る
23時には寝る
というように、会社の時間に合わせて生活リズムを維持できます。
一方、自営の場合は良くも悪くも「自己責任」となります。
24時間寝ていても大丈夫な一方、24時間寝ていては事業はうまく行かないでしょう。
経営者は自己管理が大切になってくるように思いました。
朝活やジョギング・筋トレなどをする経営者が多いのは、こういう「リズムを維持するためなのではないか」と思料します。
メリットはあってもサラリーマンに戻る人は少ない
このように2で、サラリーマンのメリットを整理しました。
サラリーマンを卒業するリスクも相応にあり、サラリーマンの立場が好きでない場合でも、例えば、
・事業で成功できる自信がない
・(事業にできる)特技がない
・サラリーマンのメリットの方が大きい
等々・・・、いろいろな想いがあり、サラリーマンの立場を維持していると思います。
一方、独立を中心として、サラリーマンを卒業した人の多くは、
「サラリーマンが羨ましいよ」と言いつつ、
「でも、サラリーマンには戻らない」という方が多いように思います。
かつては、これらのセリフを「独立した自慢か」と、若干のやっかみに似た視線で見ていた覚えがありますが、
彼らにとっては、
サラリーマンのメリット ー サラリーマンのデメリット
< 独立のメリット ー 独立のデメリット
というだけの話なのです。
その分、サラリーマンとは異なる苦労と実入りを得ているのでしょう。
そして、私が知る周囲ではありますが、
「事業を失敗しても、サラリーマンに戻らず次の事業をする」人がほとんどでした。
サラリーマンがイヤなのか、事業が好きなのかは本人の気持ちがわからない以上何とも言えませんが、事業主は事業を続けるイメージです。
まとめ
個人的には、いきなり独立するかはともかくとして、今の業界からそろそろ出たいと思っています。
サラリーマンを卒業するということは、サラリーマンのメリット(デメリットも)を放棄するということになります。
メリットがあるうちにできることをして、独立に備えたいものです。
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