目的と優先順位をきめる

リュウです。

昨日北海道へ行き、札幌のひとり税理士の板倉さんに、独立を目指すためのノウハウを聞いてきました。
平日の貴重な時間を割いてもらい、技術を余すところなく教えていただいた有意義な時間でした。

やはり独立している税理士さんの視点というのは、私が目指す生き方を一歩先を行っている感じがしましたね。

サラリーをもらっている自分にとって、独立のために必要なことを実体験している方なので、勉強になることが多かったです。
概要は、明日に向けてじっくり書こうと思います。

昨日と今日で、夜間にはまなすで通過したことしか無い小幌駅、江差線跡のいさりび鉄道、青函トンネル特例(オプション券)などを使い、函館の東亜の友人と会ってきまます。

今回の旅(主目的はコンサルを受けることですよ。)もそうですが、あらかじめゴールを決めて取り組んだことで得るものが多かったと感じています。

さて、今日の本題にあたって、私の先輩でJR東日本に勤めている方の話をします。

私達が就職をした当時は、いわゆる就職氷河期の頃で、JR東日本も採用をほとんどしていなかった頃でした。
先輩も行きたいとは思っていたようですが、採用試験自体がないものは仕方ないと思っていたようです。

数年後、多少景気が回復した頃、あまりに新卒採用を避けていたため中間層の人間が少なくなることが長期的にわかり、JR東日本でも中途採用をするようになりました。
そのときに、その先輩は迷わず転職をする道を選びました。

当時も倍率はものすごかったようですが、しっかりと通過し現在では23区内のある駅の助役(副駅長だったかな)をしているようです。

私自身、鉄道に興味はありますが、仕事に慣れてきて、今から1から始めることについて準備をしていませんでしいた。準備が出来ていたら、その分野の方になっていたかもしれません。
しっかりと自分のしたいことを整理して、順序付けているからこそ、こういうときに、仕事を辞め、飛び立つことができるものだと思います。

重要なのは、「目的を決めて、優先すべきことを決めておく」です。

 

※特急ライラック(新幹線開通前は「スーパー白鳥」として海峡線で活躍 H30.10)

目次
1.目的を決める
2.順序を決める
3.敢えて目的を決めない旅も良い

1.目的を決める

目的を決めることは重要です。
これだけなら啓発書にもいくらでも書いてあると思います。

ただ、人生目的を決める自分探しを続けて、目的なしの生活を30年も40年もしてしまうのはもったいないことです

「目的を決める」というとお堅い書き方なので、「やりたいことは何か」を整理すると読み替えましょう。

「やりたいことは何か」を自分自身でわかっていると、頭が無意識にそれに役立つことを拾い上げるようになります。

人に聞いたり、雑談の中で気づきがあったり、新聞・ニュースサイトなどから新しい情報を見つけ出したりすることもできるかと思います。今日みたいに関東から北海道まで飛ぶ動機にもなりますね。

また、「自分がやりたいこと」を発信することで、外部の人から情報を提供してもらったりすることもあります。

私の場合だと・・・

・税理士として独立したい
・並行して事業を興したい
・自分の時間をしっかりと作りたい
・子の成長を極力見守りたい
・投資家として事業を興したい
・バフェットの株主総会を見に行きたい
・毎月温泉に行きたい

ETC…

別に、近日中にやってみたい細かいことでもいいし、(今は)できそうにない人生の目的でもいいと思います。
まずやりたいこと(目的)を決めましょう。

ある本では101個以上出すと良いと言っていました。
実は結構大変な作業です。

100くらい出そうとすると、結構辛い作業になります。
また、出しきれなくなってくると、自分のこと以外に家族のこと、友人のこと、国のこと、世界のことでやりたいことを考えるようになったりして面白いです。

 

 

2.優先順位を決める

やりたいことを出せるだけ出したら、それぞれをどの時期までやりたいか(またはどの時期までに必要か等も)整理します。

例えば、「結婚10周年のお祝いに妻に1カラットのダイヤの指輪を買ってあげたい」という目的を持っているとします。
仮に今年結婚した方が、達成の時期を30年後しても仕方ないわけです。

日程を決めれば、どれを早くやらなければならないかがわかり、優先度が整理されてきます。

このように「自分がやりたいこと」「達成する日程」だけでも整理しておくことです。

 

これらをあらかじめ準備していれば、アンテナに決断を要する選択が出たときに、自分のために優先すべきことがなにかわかるかと思います。
ここまででも十分目的達成のための準備は出来ていると思います。

つぎに、具体的にその日程で達成するためにどういう計画を立てるか考えることが役に立ちます。

また、立てた計画を、いきなり達成することは難しい(不可能と言えるものもある)ので、その目的を実行していくために目的を達成できるくらいまでに小分けにします。
ダイヤの指輪が240万円なら、結婚月から月2万円ずつ積み立てる(2×10年×12月=240)というようなものでもいいと思います。

そしてあとは実践のみ。
計画を小分けにするのは、私みたいに決断を躊躇する人にとって「これならば超えられるハードルだ」と思えるよう、越えやすくする効果があるためです。

やってみるとわかるのですが、意外と目的リストで無茶なものだと当時思ったものも、達成できたものがあります。

一応、重要なのことなので一つだけ注意点を書いておきます。

「やりたくないことをリストに入れてしまう人」がいます。
絶対にやめましょう。やりたいことを出すときに、最後に「本当にやりたいことなのか」を整理することが必要です。

数をいっぱい出すことや、やりたいことではなく「人としてこうあるべき」という教育された視点で目的を出してしまうことが要因にあるのだと思います。

これをやると「やりたくないこと」に時間を割くことになり、「やりたくないこと」を達成するための情報が集まり、「やりたくないこと」が達成されてしまいます。

啓発書で言うところの「ひきよせの法則」といったところです。
やりたくないことも、書いてしまうと引き寄せられます。

自分で自分の人生を設計するメモです。
他人に見せるわけではないので、犯罪行為のような他人に迷惑となるやってはいけないことを除き、自分の理想を追求したメモを作成してきましょう。

3.敢えて目的を決めない旅も良い

最後は、若干逆方向に行く考え方を提示します。

個人的には、「ときに完全に無計画に動くのも必要だ」と思っています。
(「やりたくないことを計画に載せる」とは違います。「無計画」です。)

これは、自分のやりたい好きなことだけだと視野が狭いため、見つけられないものがあるからです。
したがって、一見遠回りですが、目的以外のことに無計画に触れることも新たな発見をするチャンスと捉えましょう。

例えば、
・旅行に行く場所を決めるのみで、現地の計画は最小限にする
・必要なものを敢えて持っていかない(今回は晩秋の北海道に行くのにかなり薄着できて現地調達しました(笑))
・人の手伝いやボランティアをしてみる
・敢えて何もしない(休む。)

目的が無ければないで、なにか目的を探します。目的達成のための「アンテナ」も働きます。
また、目的がなく休むだけの時間も重要です。

あらかじめ目的が整理できていれば、一見無関係のことに触れることも役立ちます。

●まとめ
・目的(やりたいこと)を(たくさん)準備する
・達成する日時(優先順位)をつける
・目的が無い(目的を定めない)ことをすることで発見がある

人生の目的を30年も40年も探している人がいますが、人生が終わるまで目的探しで終わってしまうのはもったいない。
とりあえず優先すべき目的を一つでも見つけ、それをこなしている間に人生の目的を探していく方向にしないととあっという間に人生80年が終わってしまうと思います。

・まず一つやることを決める。
・それを達成する計画を立てる
・計画を小分けにする

これだけで色々なことにチャレンジして達成感を得ることができると思っています。
 

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