実務経験をカバーするために・・・

リュウです。

 

今日は、午前中、娘と遊んだ後、横浜で友人とラーメンを食べてきました。
大学院関連ではないのですが、10年くらい前から付き合いが有る戦友(?)で、互いに税理士試験を受けていました。

自己の青色申告をした程度の税理士試験合格者(仕事やめて登録すればですが実務経験あり。)の自分と、
会計事務所勤務7年の実務家だけど、受験中の立場の友人のため、色々発見がありました。

今日は、友人に「経験の少なさをカバーする手段」について相談して思ったことを書こうと思います。

最適解かはさておき、今後の方針を立てる上で役立つと思っています。

 


※4ヶ月ぶりの吉村家!

 エネルギーが不足しているときに行くラーメン屋です。(横浜市 2019.4)

 

●もくじ
1 実務「経験」は必須なのか
2 経験が少なくても対応していくため必要な2つのこと
3 必要なものを身につける環境を求めていく

1 実務「経験」は必須なのか
クライアントに質の高いサービスを提供するために、会計事務所での経験を積む必要があるか、無経験38歳になるとこのあたりに悩むことになります。

職業柄、会計事務所での実務「経験」がない自分にとって、友人の7年の経験は正直うらやましい限りです。
しかしながら、年齢が年齢なので実務「経験」が少ない状態でも独立を要請される時期ともいえます。

私の場合は、職業柄会計事務所経験がゼロですが「実務経験年数」はある状態にあり、退職後に税理士登録できる次第です。

とはいえ、予備校で勉強した内容ならばともかく、現場の細部のレギュレーションなどを把握していない状態にあります。
この場合に、税理士業を開始するために必要なこととして「経験年数とは別の実務経験値不足の解消」をどのようにしていくかを考える必要があります。

去年から、色々な税理士さん(主にひとり税理士さんとして成功している方)にこの質問をぶつけています。

 

あるひとり税理士さんに相談したときは、「1年程度は現場を見といたほうが良い」という意見があり、また、あるひとり税理士さんは「不明な点は外部に聞く(頼る)として、資格を活かすことが重要」と意見を下さりました。

友人は、「人に任せてしまえばいいのでは」と、後者の意見です。

 

2 経験が少なくても対応していくため必要な2つのこと

今日会った友人は、まさに実務家の人で、会計事務所で7年勤務して一通りのことができる人です。
一方で、科目合格はなく、小3の子と1月に生まれた子の2人がいるため、試験を続けていくのが困難な状況なので、会計事務所勤務をしつつ記帳代行をしながらのんびり四角をとろうとするスタイル。

彼の意見としては、「既に資格を取れるのに、開業しないのは勿体無い」「経験が少ない部分は、最初は外部に費用を払って依頼」する手もある、とのことでした。

現場を見た経験から、「税理士さんより従業員さんのほうが技術が高い税理士事務所もある」とのこと。
資格がある状態で独立して、不明な部分は外部に発注、専門的部分は他の事務所の知り合いに(費用を払って)相談してしまうというものです。

とはいえ、まっさらでやっていくのはリスクが高いため、リスクを減らすために重要な2つの点をが必要そうです。
ひとつは、「業務の概要を知っていること」、もうひとつは、「専門的な知識を依頼できる環境があること」です。

①業務の概要を知っていること
当方は、無経験といっても、幸い法人、所得、消費は受験済、相続税も予備校レベルで勉強はしていたので、仕組みは把握しています。それで足りるかは別ですが、全体像は把握しています。

仕組みや概要を知っていることができれば、相手に何を頼むか判断できるので最低限のラインになるように思いました。
逆に、頼むことが何かをわかっていれば、実務知識は溜め込まなくても良いのかもしれません。

②不明な知識を依頼できる環境がある
①のとおり、全て自分で解決していく必要は必ずしもないのですが、クライアントの申告や各問題を解決しなければならないのは事実です。
そのため、(有償、無償はともかく)、「解決できる手段を身に着けておく必要」があります。

今日の友人の会計事務所では、職員(友人の先輩)が法人関連で細部まで詳しいので、所長さんより実務的に優れています。
一方で、所長さんは何もしないかというと「相続税」、「コンサルティング業務」などに優れていて、そのような範囲は直轄でクライアントと接するそうです。
このように、従業員(外注先)の能力とあわせて完成できていれば問題ないわけです。

従業員、外部発注(時には税務署に相談)であるかはさておき、「問題を解決する信頼のおけるパートナー」が見つかれば十分仕事は成立すると思えました。

すべての知識を得たから独立、という必要は必ずしもないようです。
むしろ、そういう方のが多いのかもしれません。

3 必要なものを身につける環境を求めていく
ここから結論として、今私が必要なことを再度整理。

実務を積むかは若干迷いどころですが、各法に対する「基礎知識」、そして問題解決できる「人脈」を見つけ、これらを「マネジメント」できれば、少ない実務経験が少なくても、成功する可能性が見えてくると思います。
 

これならば、経営していく過程で実務を覚えていくのが理想ですが、工夫で戦っていくことができるかもしれません。

(・・・なんか経営学の話みたいになってきましたが。)

●まとめ
今回も結論はシンプル。

実務経験の少なさをカバーするために、

①分野の基礎知識
②人脈

③マネジメント能力

 

で対応していく必要が有りそうです。

結論は、税理士に限らないものになってしまった感が有りますが、

どのような事業を行う上でも組織運営の力を養うということなのかもしれません。

ラーメンのあと、喫茶店で語っていたときに、「税理士を始めたら、記帳代行を外注してやるよ」と友人は言っていました。
この業界は、スキルがあっても資格がないために独立できず、悩む有能な人材は多々埋もれている業界なのだと改めて感じました。

友人も資格があれば、待遇にもよるのでしょうが、独立している可能性が十分にあるのでしょうから。

さて、自分も出向が終わったので、この方針を軸に独立を視野に動いていきましょう。
就職活動の芽は残しながら、無経験スタートでも計画をするため下地を作ろうと思います。

 

 

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